社員インタビュー 社員インタビュー

大久保美千代

関わる全ての人に笑顔でいて欲しい。その願いは自身の家族はもとよりご利用者、見学者、スタッフ、果てはクレームを訴える方にまで届くようになった。

有料老人ホーム 管理者 大久保美千代 2012年10月入社

OLから秘書となり、結婚後はクリニックでの受付事務を務める兼業主婦だった大久保。いずれは自分も介護に関わる日がやってくる。ならば今から勉強を、と介護職員初任者研修の資格を取ったことが介護に関わる第一歩だった。家庭もあるからと週一回の訪問介護からスタートした彼女は、やがて家族の後押しを得てミモザでパート勤務のフロア長へ、そして正社員の施設長へとキャリアアップを果たすことになる。

大久保美千代

OLから秘書となり、結婚後はクリニックでの受付事務を務める兼業主婦だった大久保。いずれは自分も介護に関わる日がやってくる。ならば今から勉強を、と介護職員初任者研修の資格を取ったことが介護に関わる第一歩だった。家庭もあるからと週一回の訪問介護からスタートした彼女は、やがて家族の後押しを得てミモザでパート勤務のフロア長へ、そして正社員の施設長へとキャリアアップを果たすことになる。

介護の仕事をしていて良かったと心底思う瞬間が沢山ある

もともと主人の両親と同居しており、いずれは介護に携わるはずだから勉強をしておこうという思いがきっかけで足を踏み入れた介護の世界ですが、訪問介護からサービス付き高齢者向け住宅で働くうち、思いのほか自分に合っていることが分かってきました。スキルアップとキャリアアップのために有料老人ホームでの勤務を考えるようになったときに今働いている有料老人ホーム(ミモザ浦和)が新規に立ち上がることを知り、ミモザへの転職を決めました。ミモザではこの仕事に携わっていて良かったと思うことがとにかく沢山あるのですが、中でも嬉しいのは「ご利用者の方のみならず、ご家族の方々とも縁を結べる」ことです。
例えばご利用者が退去された後でも、施設の近くにお住まいのご家族が「ちょっと近くまで来たから」とお花を持ってきてくださったりする。今でも憶えていますが、特に印象的だったのはお看取りをさせていただいたご利用者のご家族を、施設の開所日記念パーティーにお招きした時のこと。わざわざご兄弟も誘って来てくださっただけでなく、お帰りの際には「母をお任せして本当に良かった。ここで終わらせたくないお付き合いですね。何が出来るわけでもありませんが、ボランティアでも何でも、私たちに出来ることがあれば言ってください」と仰ってくださったのです。それはもう、口では言い表せないほど嬉しかったですよ。ご利用者を越えてご家族の方々と縁を結べるというのは他の業種ではまず考えられません。
また、「あなたの顔を見るだけで落ち着くよ、ゆっくり過ごせるなぁと感じるんだよ」と仰ってくださるご利用者と出会えたのも嬉しいことのひとつです。先日、体調を崩して数日お休みをいただいたときなどは、出勤したその日に「何日か顔を見なかったけれど大丈夫?ずいぶん心配していたんだよ」とお声掛けをいただきました。胸に迫るものがあり、この仕事をしていて良かったと心から思いました。

家庭と仕事を両立することの素晴らしさ

女性の方、中でも結婚や育児などでブランクのある方には特に声を大にしてお伝えしたいのが「私が外で仕事をすることが家庭にもプラスになった」ということです。
介護業界に入ったときはまだ子どもが幼稚園と小さかったこともあり、在宅者向けの訪問介護を週一回のパート勤務からのスタート。前の職場に7年ほど在籍した中で最終的には週三回まで増やしましたが、ミモザへ転職してからも最初は同じでした。子どものこともありましたが、私が長い時間働くことに対し、実は主人があまり乗り気ではなかったのです。
その後2年ほど経って非常勤のパート社員ながらフロア長に抜擢されることになったとき、良い機会だから正社員となって責任ある仕事をしっかり引き受けたいと思いました。そこで家族と相談をしたところ、なんと子どもたちが賛成してくれたのです。子どもたちが賛成するのならば自分も賛成しないといけないかなと思ったのか(笑)、主人も了承してくれて、晴れてミモザの正社員として働くことができるようになりました。
正社員となってから家にいる時間はだいぶ減ったのですが、その分、家にいる時間は短くとも会話と触れ合いを密にしようと心がけた結果、私も、家族も、良い意味で今までとは変わって行きました。まず私ですが、家の中でずっと一緒にいるとつい小言を言ってしまうようなことでも、三回に一回くらいになりました。家庭から少し離れたところから客観的に見られるようになったことで、心に少し余裕を持てるようになったのですね。
家族は時を経るごとに私の立場を理解してくれるようになり、例えば夕食前、急に緊急対応で家を空けなければならなくなったときなどは「わかった。じゃあこれからおかずのお総菜買いに行ってこよう」と誰かがさらりと言ってくれるようになりました。特に子どもは親の背中を見て育ってくれているなと実感します。大学生の次女は「私もお母さんのようにずっと働いていたい」と社会に出たときに役立つ資格をきちんと取ろうと頑張っていますし、高校三年生の長男はなんと三者面談の時に「母の姿を見ているので僕も頑張りたい」と言ってくれたのです。私がフルタイムで働くようになったことで、家族みんなの視野が広がりました。

「一日一笑」が私のモットー

私が日々の仕事の中で心がけているのは「一日一笑」、ご利用者に「とにかく日々笑って頂くこと」です。そのためにまずは私たちからお声掛けをして、お話をして、ご自宅と同じようなコミュニケーションを取れるように心を配ります。そして「施設に見学のお客様がおいでになったときには、明るく『いらっしゃいませ』と笑顔でお迎えできるように心がけよう」といつもスタッフに話しています。その気持ちはご利用者の皆さまにも伝わるようで、「いついつ見学の方がおいでになるので、皆さんよろしくお願いしますね」とお話すると即座に笑顔でOKマークを返してくださったり、実際に見学者がお越しになったときは「あら、いらっしゃい!ここね、とても良いのよ」とお声掛けしてくださったり。見学者の方がそれに応えて思わず「いい雰囲気ですねえ」と笑いながらお返事されるなど、皆が笑顔に包まれるのは見ているだけでも気持ちの良いものです。
また、介護度が高くて寝たきりの方であっても、ずっと居室に居続けるのではなく、少しでも時間があればリクライニングシートに座って頂き、リビングでお過ごしいただけるように心がけています。そうすると「部屋で天井ばかり見ていないで、皆さんと一緒にいられるのはいいなぁ」と笑顔になっていただける。認知症が進み、お話もできなくなりつつある方であっても例外ではありません。心の中ではきっと「感じて」いらっしゃるはずだからです。
ちなみに、クレームを訴えられる方にも最終的には笑顔になっていただきたいと願っています。そのために、まずは必ず聞き役に徹し、落ち着かれた頃に「分からないこともあるので教えて頂けませんか」というようにご意見を拝聴する。その結果、いつの間にか「プラスのご意見」をいただける「ミモザのファン」になっていただけたことも少なくありません。

これからミモザを目指す方へのメッセージ

後輩に向けての
メッセージ

私から見たミモザの働きやすさの一つに、懐の広さがあります。例えば、私が入社した頃は家のこともさることながら、子どもの高校の役員や住まいの地区の班長も引き受けていたのですが、そうした自分の立場を正直に伝えたところ、会社はしっかり受けとめてくれました。また、社是である「人を育てる」精神によるところと思いますが、私たちからの提案も無碍に却下することはありません。意見の上申が途中でストップされてしまうのは悲しいですよね。でも、ミモザは違います。もちろん全てが通るわけではありませんが、提案に対して「上はこう言っていたよ」「ここをこうしてみたらどうかな」と必ずフィードバックをいただけます。
またあるとき、私の所属しているエリアの管理者会議の後で、会長が懇親会をセットしてくださる機会がありました。皆で集まって食事をしながら悩みをぶつけ合ったり、励まし合ったりする中で「今月はこの地区の売上が芳しくなかったけれど、別の地区が頑張っているからエリア全体でなんとか目標達成出来たってことでいいかな?」という話になったところ、それを聞いた会長が「なるほど、そういう考え方もあるね」と笑ってくださったのです。私はもともと一般企業で秘書を務めていたので良く分かりますが、他の会社だったら「そんな甘いことを言っていてはダメだ」となるのが普通です。「こういうところがミモザらしさだな」と思いました。
悩んだ時や困った時に手を差し伸べてくれる、理解を示してくれるのがミモザの強みです。介護経験者はもちろんですが、他業種・介護未経験の方にこそお勧めしたいと思います。ぜひ一緒に働きましょう。

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